紙ヒコーキ
チャイムがなり自分の教室へと帰る。
チャイムっていっても、もう帰りのチャイムなんだけどね。
私の席を見ると高木君が寝てる。自分も席間違えてるくせに。
私はそうおもい、高木君の席に座った。

高木君はスヤスヤ寝てる。幸せそうな顔してる。私は着ていたブラザーを高木君にかけてやった。
高木君はいきなり寝言かわかんないけど
「ミチルごめんな」と言った。

ミチル?ミチル?
私は驚いた。
ミチルって?高木君が一回本気で愛した人の名前なのかな?

高木君のいきなりの寝言にびびる。
びびっているといきなり高木君がおきた。
「あれ?橘?」
完ぺき寝ぼけている。
「高木君もう下校時間だよ?早く起きなきゃ!」
「あぁ~」と言いながら高木君は目をこすった。「あ、おまえブラザーかけてくれたの?」
高木君はブラザーにきずいたみたい。
「うん。」
「サンキューな!
俺おまえがおらんかったからつまらんかったで寝たし!」
高木君暇だったんだ。
「ごめん。ごめん。」
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