紙ヒコーキ
「マジ?じゃぁ決まり。一応メアドおしえろ。」と高木君は携帯をとりだした。
「ぁわかった。」
私は携帯を取り出して高木君の携帯と赤外線をした。初めて男の子にアドレスを聞かれたような気がする。


「じゃぁなんかあったりしたらメールしろよ!
俺もするで。じゃぁ」
と私と高木君はサーケーの前で別れた。

なんかドキドキする。
ひさびさにこんなドキドキした。いや、シンジ以外の人にドキドキしたのは何年ぶりか。
シンジの思いはまだ消えていないけど、なんか時々忘れれるような気がする。
叶う事もつのる事もなく3年間を無駄にした私をだれが忘れさせてくれるのか、私は心のどこかでいつも期待している。


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