紙ヒコーキ
私が考え事をしている後でいきなり
「おーい!栞菜ー!」
と声がした。

「あっくん?!」
あつしだ。中学時代から仲が良かったあつしがいた。あつしと会うのは久しぶりだ。
「よッ!ひさびさだな。元気だったか?」
とあつしがこっちへ来る。
「あ、うん。ははは!
元気だよ!元気~!
あっくんは?」
「まぁ元気だよ!てかさっき男の子と一緒にいた事ない?彼氏?」
高木君の事だ。
「違うよ。高校でできた友達。彼氏とかなわけないじゃん笑」
「マジ?かっこよくない?彼氏じゃねーのかよ笑おまえまだシンジなわけなの?」
「うん。かっこいいよね。うちまだシンジなんだよ笑本当馬鹿だよね!なかなか嫌いになろうと思ってもなれなくて。」
私は本音をあつしにぶつけた。
昔からあつしには基本なんでも話す。
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