紙ヒコーキ
夢をみた。

シンジが立っていた。
シンジは私を壊そうとするシーン。
私は何回も逃げようとしている。何回も。

シンジは私にナイフを向ける。シンジは「好きだから殺されてもいいだろ?」と言いナイフをむけた。
でもシンジを止めてくれた男の子がいた。
その人は私に「逃げよ」と言い、手を差し延べてくれた。

私はその人と逃げてしまった。シンジを置いて行ってしまった。

男の子は私に「おまえに手を貸してやる。おまえを支えてやる。おまえを受け止めてやる」
その男の子がいった。

私はその男の子の手を握った。とても温かい。

だって、高木君なんだもん。
< 31 / 71 >

この作品をシェア

pagetop