紙ヒコーキ
ふッと私は起き上がった
私の方にはブラザーがかけてある。私は顔が涙でグチャグチャだ。

「おまえいつまで寝てるんだよ!」高木君の声。「高木君?!」
隣の席には高木君が。
「どこでなにしてたの?!」
高木君は思い出したかのように
「あぁ屋上で寝てた!」えぇ~!
私はあんだけ心配してたのに。
「どんだけ心配してたと思ってるの?!」
高木君の事しかこの1日考えてなかったと思うほど心配だった。
「泣いてるぐらいだもんな~笑」
高木君は笑いながら言った。高木君にはわからないよ。
なんで涙がでるのかわからない。
「高木君にはわからないよ!めっちゃ心配してたんだからのんきに寝てるもん!」
「だからごめんて!
おまえが朝おらんかったで暇で暇で・・・」
私は馬鹿だ。
「もういいよ!馬鹿!」馬鹿なのは私なのに。
高木君ごめん。

私は走って教室をでた。
「ちょおい!」
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