紙ヒコーキ
いきなり手をもたれた。「?!」
誰?!と思いながら顔を見上げた。
「おまえ!はぁはぁ
どこまで走らせんだ!」高木君は私を追いかけて来たみたい。
「高木君?」
「おぉそうだ!高木君だよ!おまえの好きな!」高木君。高木君。
私高木君大好きだわ。
「高木君~ぅっうっ」
「泣くなばーか。
おーい!かーちゃん!」高木君は一生懸命私な声をかける。
「高木君の馬鹿。」

その時高木君に抱き締められた。
「高木君?!」
「馬鹿はお前だわ。」
「ったくよ~」
「ごめん。高木君。」
と私は抱き締め返し言った。「おまえは俺がおらんくって寂しかったのはわかるよ~笑?だから泣いていたんだね~?」
高木君はいじわるっぽく言う。

「馬鹿~馬鹿~」
と笑いながら私達は抱き付いた。なんだか本当にカップルみたいだわ。

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