紙ヒコーキ
緊張する教室、緊張しながらも、クラスにはいり席にすわる。
私はちょうど窓側の後ろの席だった。

窓の空を見つめ、中学の頃を思い出す。
私は、けして人にはあまり言えない過去がある。
その過去は今も続いている。終わる事なく。

私はあえて同じ中学の人があまりいないここの高校を選んだ。

新しい人生をこれから歩もうと頑張る。

そう思いながら、ぼーっとしてると、頭になにかがあたった。
「いた~」
どこからか、紙ヒコーキが飛んできた。
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