紙ヒコーキ
「栞菜~!」
とりこの声がした。
もうみんな集まってるんだ。
私は小走りでりこ達の方へ駆け寄った。
なんと、そこには、


シンジもいた。シンジがいた
「よッ栞菜!さしぶり~元気だったか~?」
颯が声をかけてきた。
ななと颯はすでに2人で先に来ていた。
「ぁうん!颯も相変わらずだね!」と笑って言った。でも、笑ってる場合じゃない。
だって、シンジが座ってるんだもん。なんで?
なんでなの?やっぱり高木君についてけばよかった。シンジは私を睨む。

そんな様子をみたのか、あつしは「座れ座れ」
と言った。
うん、とうなずきながら
りこに耳打ちで
「なんでいんの?」
と聞いてみた。
りこも驚いていた様子で「なんか来たのよ。
なんでかわかんないけどさぁ・・・・」
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