紙ヒコーキ
なんでシンジがその事知ってるわけ?しかもなんでシンジが高木君の事知ってんの?
なんで全部シンジが知ってる?
本当に怖いんだけど。
あつしや颯は大爆笑しはじめた。
あぁもうだめだ。
「どうなんだよ?」
シンジはさらに言う。
「べつに。高木君はただ家近いし、席が隣だから仲良いだけ。」
と私はシンジに睨み付けて言った。
「へぇ~どうだか。」
とシンジは私を明らかに上から目線で言った。

「っておまえ高木岬ってあの南星のエース?」
とあつしはくらいついてきた。
「そうだよ。」
「へぇ~おまえ岬と仲良いのかあ~!しかも抱き付いてたって、おまえ
なにやってんだよ~笑」とあつしは言った。
これ以上こいつに言うとまたなんか馬鹿にされるからここはトイレ行こ。
「トイレ行って来る。」私は席をたちトイレにむかった。シンジは睨んできた。けど私は無視。
無視しかできない。


やっと開放され、トイレの前の水道の所にもたれかかる。

私は高木君にメールをしようとケータイを取り出して高木君の名前を調べようとしたその時、


「ずいぶんと高木岬と仲がいいみたいだな。久しぶりなのにその態度なに?」
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