紙ヒコーキ
「あぁ、うん。友達が待ってるからさぁ!」
と慌てて言った。
「そっか。じゃぁまた明日ね。バイバイ」
と笑顔で高木君は言った。
やばい。とてもかっこいい。一瞬ドキっとしてしまった。顔が熱くなるので、「じゃぁまた明日!バイバイ!」と言い、急いで教室をでた。

下駄箱でななが待っていてくれた。
「栞菜、顔赤いよ?」
となながわかるくらい顔が赤くなっていた。
「そうかなぁ?」
とあえてそっけなく笑って言った。
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