お持ち帰りPART3


カズキの手があたしの手を優しく包む






この手はいつまであるんだろう…









そんなことを考えていたら無言になってしまい、カズキも無言になってしまった



話すきっかけが掴めないまま、車の中にはカズキの好きなHIP-HOPの音楽だけが小さなボリュームで流れてる







何となく、しんみりして不安なキモチになった






このまま帰るのは嫌だ





でも、話し出すことができない








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