おめでた婚

side KOUSUKE

朝になっても具合が悪そうな茜。


病院に行くように話すうちに、茜が泣き出した。















「私…妊娠…したの」







俺は茜をそっと抱きしめて聞いた。



「どうして言わなかった??」








「だって…浩ちゃんがまだ子どもは早い、って言ってたから…」





俺が何気なく言った言葉で茜を傷つけていた。












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