恋のSEASON
「春も冬矢も何言ってる?マヒルは俺が一番好きなんだ。たぶん、このニュアンスであってる。」





さっすが夏樹くん。
よーくわかっていらっしゃる!



そのニュアンスに含まれる意味、めちゃめちゃわかる!その通り!





なのに、おバカな井上ブラザーズ①は両者ともにわかっていないらしく、ぽかんとしてる。



バカ面。



そこに私が五寸釘をぶちこむ。これぐらいのことは許されると思う。







「夏樹くんの言う通りだよ。私が四人の中で一番好きなのは夏樹くん。」





そう言ったら、また夏樹くんがニコッてしてくれた。私もつられてニコッてなる。



井上ブラザーズ①は二人とも悔しげに顔を歪めた。まぁ、今まで好き勝手言った罰ってことにする。




ここで、私は井上ブラザーズ①が少しは懲りて反省してくれたと思った。












が!!!!!







それは甘い考えでした。






次に春が、冬矢先輩が発した言葉に耳を疑い、さらに頭を痛めるはめになるのです。






お、恐るべし!

井上ブラザーズ①!!!!!




ある意味天才だ!!!!!






と、私は思う。









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