恋のSEASON
恥ずかしさのあまり、はやくその場から離れたくて、適当にお礼を言って走って1組の教室に向かった。
あんな綺麗な顔今まで知らない。
しかも、超恥ずかしい!教室迷子って絶対にばれたはずだし。
たぶん4組5組6組のどれかだろうし、関わることなんてきっとないからいいってことにしよう。
少し遅れ気味で入った教室では、いくつかのグループに別れてお話をしてるみたいだった。
初対面とかって、正直苦手。
まあ、無理にグループに入らなくていいや、と席についたら声をかけられた。
「ひとり?話さない?」
その子は原比奈子(ハラヒナコ)ちゃん。すぐに仲良くなった。
そのあと、つまんない入学式があってすぐに解散になった。
「眞妃琉また明日ね。」
「うん。バイバイ。」
校門で比奈子ちゃんと別れて、一人暮らしのアパートへ歩いた。
アパートにつくとポストのところに人影がある。
それを、郵便屋さんかな?とか考えた私がバカだった…。
「!!!」