恋のSEASON
廊下を歩く私たちはかなり目立ってる。もー嫌!



だって、ちびっこの私のまわりには美形で背の高い人が4人もいるのよ・・・勘弁して。



しかも、食堂にはまた余計なものがいるし・・・。



「あ!マヒル!あ、兄貴と夏樹もいる!あ"!?誰だ!その男!」



春・・・学校でのキャラ崩れてるんだけど、いいの?

私たちのもとへ来る春。
いや、来ないで。マジ来んな。





なんとかみんなで座れて(←いろんな人が譲ってくれました。)、みんなで同じ、エビピラフを食べる。



「眞妃琉、明日買い物行かない?」



「眞妃琉、アドレス交換!!」



「マヒル?」



「マヒルちゃーん、お兄さんとデートしない?」



「マヒル!俺のエビやる!いらないって?遠慮すんな!」





・・・私は聖徳太子じゃないわ。

って、前にも言ったような気がする。どうでもいいけど。





お昼ご飯を食べてる間、私は一言も話さなかった。何回か、比奈子ちゃんと夏樹くんの呼び掛けに相づちをうったくらい。




やっとお昼から解放された時、冬矢先輩が私の耳元で囁いた。



「まさかのダークホースだったよ。マヒルちゃんの親友。」





これから・・・さらに波乱の
















確信・・・。(泣



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