恋のSEASON
夏休みは夏休めず
「眞妃琉!明日から夏休みだね!いっぱい遊ぼ!」
体育館で行われた終業式から帰ってくると、クラスは夏休み一色に染まる。
もちろん私と比奈子ちゃんもその一人に漏れることなく入っている。
「うん!いつ暇~?」
かばんから手帳を取り出して予定を確認する。比奈子ちゃんはケータイでチェックしている。
「とりあえず明日と明後日は暇。ま、7月のあいだはずっと暇。眞妃琉は?」
「私も。」
「毎日遊ぶ?宿題一緒にやろうよ。そのほうがはかどるから。」
「いいよ。私の部屋に来る?」
そう言って比奈子ちゃんを見たら、あんぐり口を開けてこっちを見ていた。
来たくないのかな?
ちょっと不安になって
しょぼーんとしたら、比奈子ちゃんは私の肩をポンッと叩いて
「それ、男に言ったらダメだよ?いい?」
と言ってきた。
男になんて言うわけないのにね。変な比奈子ちゃん。
「うん。言わないよ。で、来る?来ない?」
「行く!眞妃琉って一人暮らしだよね。楽しみ!」
よかった~。
どうやら嫌われたわけではないみたいです。
「じゃあ明日早速。あ、比奈子ちゃんなんかジュースとか持ってきてくれるとうれしいかも。」
「わかった。途中どこかで買っていくよ。眞妃琉、地図書いて。ヤマトからでいいから。」
手帳を切ってサラサラと私のアパートまでの地図を書いて比奈子ちゃんに渡した。
「ここ。迷ったら電話して。」
「了解ー。明日、楽しみね。」
「うん!」
楽しい楽しい夏休みの幕開け!
な、わけないんですね。
まだまだ私も甘かった・・・。
体育館で行われた終業式から帰ってくると、クラスは夏休み一色に染まる。
もちろん私と比奈子ちゃんもその一人に漏れることなく入っている。
「うん!いつ暇~?」
かばんから手帳を取り出して予定を確認する。比奈子ちゃんはケータイでチェックしている。
「とりあえず明日と明後日は暇。ま、7月のあいだはずっと暇。眞妃琉は?」
「私も。」
「毎日遊ぶ?宿題一緒にやろうよ。そのほうがはかどるから。」
「いいよ。私の部屋に来る?」
そう言って比奈子ちゃんを見たら、あんぐり口を開けてこっちを見ていた。
来たくないのかな?
ちょっと不安になって
しょぼーんとしたら、比奈子ちゃんは私の肩をポンッと叩いて
「それ、男に言ったらダメだよ?いい?」
と言ってきた。
男になんて言うわけないのにね。変な比奈子ちゃん。
「うん。言わないよ。で、来る?来ない?」
「行く!眞妃琉って一人暮らしだよね。楽しみ!」
よかった~。
どうやら嫌われたわけではないみたいです。
「じゃあ明日早速。あ、比奈子ちゃんなんかジュースとか持ってきてくれるとうれしいかも。」
「わかった。途中どこかで買っていくよ。眞妃琉、地図書いて。ヤマトからでいいから。」
手帳を切ってサラサラと私のアパートまでの地図を書いて比奈子ちゃんに渡した。
「ここ。迷ったら電話して。」
「了解ー。明日、楽しみね。」
「うん!」
楽しい楽しい夏休みの幕開け!
な、わけないんですね。
まだまだ私も甘かった・・・。