恋のSEASON
恋する乙女同盟
「え?バレた?」
比奈子ちゃんはちょっと顔を歪ませて痛々しく笑った。
・・・比奈子ちゃんでもそんな風に笑うことがあるんだね。本当に気が付かなかった。
「なんか元気ないな~って感じた。悩み?聞くよ?」
「あー・・・聞いてくれる?」
「もちろんだよ。」
比奈子ちゃんはポツリポツリと小さな声で話しだした。
私の胸はキューってなる。
「最近ね・・・冬矢さんが・・・話かけてくれるの。前からずっとファンで・・・でも、最近はライバルとして意識してて・・・。」
「うん。」
「なんかさ、冬矢さんは眞妃琉が・・・好きなのわかってる。でも、負けられないなって耳元で言われたらドキドキしたり・・・でも、誰にでも優しくする冬矢さんだから言ったのかな・・・とか考えてたりして。」
「うん、辛いね。」
「ちょっと西都と話してたら、仲いいの?とか聞かれて・・・誤解されたくないとか思ったり・・・なんか自分が変なんだよね。」
「うん。」
「さっきもロビーで会ったの。来てたんだって・・・比奈子ちゃんが羨ましいなって・・・そう言われたらキツくて。」
「うん・・・。」
比奈子ちゃんの今の気持ち・・・
痛いほどにわかる。
そして、もうひとつわかった。
夏樹くんといると変になる私の気持ちの正体も。
私の鈍さはさて置き・・・(汗
「比奈子ちゃん。」
涙を流していた比奈子ちゃんの顔を覗き込んだ。つらそうな顔を見ると私まで辛い・・・。
比奈子ちゃんはちょっと顔を歪ませて痛々しく笑った。
・・・比奈子ちゃんでもそんな風に笑うことがあるんだね。本当に気が付かなかった。
「なんか元気ないな~って感じた。悩み?聞くよ?」
「あー・・・聞いてくれる?」
「もちろんだよ。」
比奈子ちゃんはポツリポツリと小さな声で話しだした。
私の胸はキューってなる。
「最近ね・・・冬矢さんが・・・話かけてくれるの。前からずっとファンで・・・でも、最近はライバルとして意識してて・・・。」
「うん。」
「なんかさ、冬矢さんは眞妃琉が・・・好きなのわかってる。でも、負けられないなって耳元で言われたらドキドキしたり・・・でも、誰にでも優しくする冬矢さんだから言ったのかな・・・とか考えてたりして。」
「うん、辛いね。」
「ちょっと西都と話してたら、仲いいの?とか聞かれて・・・誤解されたくないとか思ったり・・・なんか自分が変なんだよね。」
「うん。」
「さっきもロビーで会ったの。来てたんだって・・・比奈子ちゃんが羨ましいなって・・・そう言われたらキツくて。」
「うん・・・。」
比奈子ちゃんの今の気持ち・・・
痛いほどにわかる。
そして、もうひとつわかった。
夏樹くんといると変になる私の気持ちの正体も。
私の鈍さはさて置き・・・(汗
「比奈子ちゃん。」
涙を流していた比奈子ちゃんの顔を覗き込んだ。つらそうな顔を見ると私まで辛い・・・。