only one


警察に潜入して意外な事がわかった。


薬殺された旦那様。


そして、その容疑者は彰人――。





馬鹿馬鹿しい。


誰かが彰人を嵌めたんだ。


そしてその誰かというのも俺にはわかっていた。

というよりもわかりやすすぎる展開。


こんなチープなシナリオを書くのは一人しか思い浮かばない。


チープなシナリオはモニター室の映像で全てを暴くことが出来るはず。


捜査を終えて引き上げる警官の中から俺はそっと抜け出して温室に向かった。


竜一の馬鹿なシナリオを覆す証拠を探すためにモニター室の機械を操作しなければならない。





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