only one
それに、俺が姿を変えたときビックリしてたのは演技だったのかよ!
運命の女とか恥ずかしいこと口にして、俺バカみてぇじゃねぇか!
「橋本さん、奴は…」
部屋に入ってきた男。
床に広がる血の海に言葉を失った。
「よぅ!どうだ?」
つぅか、俺の頭を乱暴に扱うんじゃねぇよ!
髪を掴んでブラブラさせながら男に見せた。
目を瞑っているから状況は見れねぇが、息を飲む音が聞こえる。
それも複数。
「邪魔者は始末したか?」
立ち尽くす男達をかき分け、竜一の声が部屋に響いた。