only one


「ひでぇ男だな。」


「俺だって本当はこんな手荒な真似したくねぇんだよ。」


「よく言うよ。
このドS野郎が!」


「俺はフェミニストなんだよ!
誰の為にやったと思ってんだ!
お前だろ?
お前ら二人の為にやったんだろうが!」


「くく…。
感謝してるよディアス。さすが俺の親友。」


「てめぇの親友になんかなった覚えはねぇよ。」

「これで思い出してくれるといいんだが…。」


「お前はすっかり記憶を取り戻したようだなマツ。」


「あぁ。俺の場合は簡単だった。
デリーに預けた記憶をそのまま俺の頭に移動させるだけだからな。」


「遥夢はそうはいかねぇみたいだな。」


「あぁ、誤算だ。」








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