カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
先生の車…。



中はあまり物もなく、整然としている。



この香り…マリンブルー系かな…?



すっきりとした爽やかな香りがほのかに漂っている。


先生は運転席に、さっと乗り込んだ。



「そうだ。愛菜、万華鏡って今持ってる?」



「はい。持ってます!」


先生からもらった大切な万華鏡をバッグの中から取り出した。


「ちょっと借りておいてもいい?」


??何だろう…?



よく分からないまま、先生に万華鏡を渡した。



「ありがとう。あとで返すからな!」



万華鏡を受け取り、先生は一息ついた。



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