カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
「俺、買ってくるから、ちょっと待ってて。」



先生はレジへ会計をしに行った。



まだ手には先生のぬくもりがしっかり残っている。



先生ってば、私の顔を赤くさせすぎだよ…。





「お待たせ。」



先生は袋からストラップを取り出して、私の手のひらにのせた。



先生とお揃いのストラップ…。



嬉しいなあ…!



もうつけちゃおうかな。



バッグの中から携帯電話を出した。



「俺も、つけようかな。」


先生もジーンズのポケットに入れてあった携帯電話を出した。



私たちは、お店の近くにあった休憩用のイスに座り、ストラップをつけた。



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