カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜

家路へ


波の音、爽やかに風が吹き抜ける中、抱きしめあった後、私たちは車に乗り込んだ。



夕日でオレンジ色に染まる海を見ながら海岸線を家路へと戻る。



夕暮れの海…綺麗!



「見事なくらいの夕日色だな。海も空も。」



先生も運転をしながら時どき海をちらっと見ている。


「天気にも恵まれたし、最高の日でした。ずっと宏介と一緒にいられたし…。」


それにキスも…。



思い出すだけでも、顔が赤くなっちゃう…。



「俺も最高の日だった。愛菜の笑顔がたくさん見れたから…。」



ドキン…



うわあ…、顔が一気に赤くなる〜!!  




「顔、赤くなってないか?」



こちらを見る先生。




「ゆっ…夕日のせいですっ!」



笑ってごまかした。



定番のごまかし方…だったかな…?



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