カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
教室に入ると、担任の暁沢先生が手招きをした。
こういう面談って緊張する…。
ドキドキしながら席に着いた。
「それじゃあ、始めましょうか。」
先生は今まで出した進路希望の調査用紙や試験のデータなどを机に広げた。
こういうのって見るだけでも気分が沈んでくるなあ…。
「三咲さんは…志望大学はこのままでも大丈夫そうね。」
良かった…。
先生の言葉を聞いて、ほっと安心した。
「三咲さん、日本史とか成績いいよね。希望も史学科だし、推薦でこの大学にいけるかもしれないよ。」
そう言って、先生が見せてくれた大学は、私が去年、最初の進路希望調査の時に一度書いた大学だった。
日本史がわりと好きな私にとって、興味を惹かれる大学だなって思ったけれど、当時は成績から考えて少し無理があるかなあって判断して、諦めていたんだよね…。
それが、推薦でいけるかもしれないんだ…。
「三咲さん、どうする?挑戦してみる?私は全力でサポートするからね。」
先生の心強い言葉。
きっと去年までの私なら、迷わず“やってみます”って即答していただろうな…。
「先生、少し考えてみてもいいですか?」
私はそう答えた。
「もちろんいいわよ。じっくり考えてみてね。」
先生は微笑みかけてくれた。
こういう面談って緊張する…。
ドキドキしながら席に着いた。
「それじゃあ、始めましょうか。」
先生は今まで出した進路希望の調査用紙や試験のデータなどを机に広げた。
こういうのって見るだけでも気分が沈んでくるなあ…。
「三咲さんは…志望大学はこのままでも大丈夫そうね。」
良かった…。
先生の言葉を聞いて、ほっと安心した。
「三咲さん、日本史とか成績いいよね。希望も史学科だし、推薦でこの大学にいけるかもしれないよ。」
そう言って、先生が見せてくれた大学は、私が去年、最初の進路希望調査の時に一度書いた大学だった。
日本史がわりと好きな私にとって、興味を惹かれる大学だなって思ったけれど、当時は成績から考えて少し無理があるかなあって判断して、諦めていたんだよね…。
それが、推薦でいけるかもしれないんだ…。
「三咲さん、どうする?挑戦してみる?私は全力でサポートするからね。」
先生の心強い言葉。
きっと去年までの私なら、迷わず“やってみます”って即答していただろうな…。
「先生、少し考えてみてもいいですか?」
私はそう答えた。
「もちろんいいわよ。じっくり考えてみてね。」
先生は微笑みかけてくれた。