カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
先生…いるかなあ…?


ドキドキしながら準備室へと走る。


ノックして、そーっと扉を開けると…


あれ……?


誰もいない…。


電気は点いているけど、入江先生も柊先生もいないみたい。


せっかく来たのに…、どこかに行ってるのかなあ…。

少し中に入った私は、ため息をつこうとすると…




「愛菜、来てたのか?」


後ろから先生の声がして振り返った。


「わっ…びっくりしたじゃないですか!先生どこかに行ってたんですか?」


「事務室に書類持って行ったんだよ。愛菜がなかなか来ないから待ちくたびれちゃってさ。」


待っててくれたの…?


なんか言い方は冗談ぽいけど…


本当に待っててくれたんだって、信じちゃうよ。



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