カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
「ごめんなさい。私、こ…宏介に渡そうと思っていたプレゼント置いてきちゃったんです…。こんなに素敵なプレゼントもらったのに…。」



「それで、落ち込んでたのか…。次の時でいいよ。俺、楽しみに待ってるから。」



先生、優しいよ…。



こんなドジな私も温かく包み込んでくれる。




「…でも、ちょっぴり残念だなあ…。」



いたずらっぽく先生が言った。



「そうですよね…。明日から冬休みだし……。休み中に渡せる時があったら渡します…!なので今日は……。」



焦りながら言う私を先生はにこにこしながら見ている。




「それじゃあ今日は…」



先生は私の頭の後ろに手を回した。



「こうす……」



名前を呼ぼうとする前に、先生にキスされた。



今日は雪の降る寒い夜のせいだからかな…。



先生の唇…、とても温かい…。



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