カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
先生も泣いてるの……?
涙で霞む先生の顔を、私はずっと見つめ続けていた。
「愛菜……。」
先生は右手の親指で私の涙を拭い、ゆっくりと顔を近付け、唇を重ねた。
溢れる涙は次々と頬をつたい、唇にも流れ落ちる。
キスは温かくて、ちょっぴりしょっぱかった。
唇を離した私たちはお互いを見つめ合い、そして再びキスを交わす…。
それを何回も何回も繰り返していた。
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