カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
どうしよう…。



家に連絡してないっ!!



お母さんや、みんな心配してるよね…。



私は、勢いよく起き上がった。



するとタイミングよく鳴る私の携帯電話。



家からかなあ…。



ドキドキしながら画面を見ると優人からだった。



何て言おう…。



いきなり“先生のマンションに一晩一緒にいました”とは言いにくいよ…。



ためらいつつも、電話に出た。



「あっ!姉ちゃん?今、どこにいるの?」



わっ!早速ストレートな質問だあ…。



「えっとね…あの……」



答えに困ってしまった。



「はは〜ん…。」



何か見透かしたかのような優人の声が聞こえてきた。


「もしかして、入江先生と一緒にいるんじゃない?」


その言葉でドキドキはピークに達していた。



優人…何で知ってるの?



バレてるってことだよね…? 



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