カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
「愛菜…!?」



びっくりしながら私を見る先生ににっこりと笑いかけた。



「ヤバイ…。俺、愛菜にすごくドキドキさせられてる…。」



あっ!また先生の頬、ほんのり赤く染まってる…!



いつまでも先生の顔、見ていたい気分…。



そう思いながらも、私は先生に手を振ってマンションを後にした。



自転車のペダル…昨日よりも軽く感じる。



このまま空に向かって飛んで行けそう…。



昨日、思いっきり泣いて、先生の愛に包まれて…心が洗われた気がする。



今は前を向いて、進んで行くよ…。



心は希望の光で満ちていた。



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