カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
これって焼きもち…なのかなあ…?



あんまり他の女子生徒と話しているところ、見たくないって思っちゃうよ…。




「姉ちゃん、どうかした?困ったような顔してるけど…。」



不思議そうに優人が見ている。



「なんでもないよ。私、宿題あるから、自分の部屋に戻って。」



優人は、首をかしげながら、ゆっくりと部屋から出ていった。



宿題があるっていうのは嘘…。



優人に気持ちを探られそうで、早く1人になろうと思った。



先生…ずっと私を好きでいてくれるかなあ…。



ベッドに横になって、窓の外をぼんやり眺めながら、少し不安な気持ちになっていた。



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