カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
あれ…?あの子誰だろう?

スパイクをきめた後にタオルを持って先生に駆け寄る女の子。


見たことない子だなあ…。


気付くと、少し前のめりになってその子を見ていた。

「よぉ!愛菜。先生に会いに来たのか?」


「渚!」


渚には先生に想いが伝わったことを話した。


少し複雑そうな顔していたけれど、そのあと笑顔で“良かったな”って言ってくれた。


去年、一時期ギクシャクしたけれど、今では前と同じように友達として接してくれている。



「ねえ、渚。あの子って前からいたっけ?」


私は、視線を女の子に向けた。


「ああ…、新入生の藤村っていう子だよ。今日から早速マネージャーになったんだ。」


「マネージャー!?」



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