カレイドスコープ2〜先生と過ごす日々〜
どうしよう…どう言い訳しようかな…。


優人には先生と付き合ってることは秘密にしておきたい…。


何て言えば自然なんだろう…?




…こうなったら、普通に…


「入江先生に授業のことで、お話したいことがあって来たの。」


「へー。話ねえ…。」



うわーっ!私のバカ!話に“お”なんか付けちゃって、不自然じゃん!


優人、不審に思ったかな…?


そーっと表情を伺おうとした時だった。


「おっ!梨原だ。俺、友達来たから帰るよ。」


ちょうど優人の友達が出てきてくれたため、追求されることもなく終わった。



生徒がみんな教室から出たのを見計らって私は中に入った。



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