ロボット娘


「あなた♪まだ決まらないの??」


「あぁ。なんせ01人娘だからな」


「その子が…私の…」


「娘よ♪」


「はじめまして」


「はじめまして」


何か言おうとしたみたいだけどそれを遮るかのように、大きな声が聞こえた。


「これなんて可愛いじゃない♪♪『愛純』」


「よし。それにしよう。今日からは君は、『早川愛純』だ。いいね??愛純」


「私達のことは『パパ、ママ』ね」


「はい」


「よし。部屋を案内しよう。こっちだよ」


私が来たこの家『早川家』は裕福だが子宝に恵まれなかった夫婦。
色々な会社を経営している。


ガチャ


「さぁ入って~どうだ??気に入ったか??」


「はい。えっと…」


「私達は『パパ、ママ』でかまわないからね」


「はい」


「そんなにかしこまらなくていいんだぞ??だって…『家族』なんだから(照」


「すみません。そうゆうプログラムなので…」


「そぉ…だったな」


「そんな言葉遣いなんていいじゃない。愛純、今日は夜パーティーがあるから一緒にドレス選びましょ??」


「はい」


「あなたは出てってね♪」


「あぁ」


バタン


「私、こうゆうの憧れてたのよね♪」


「…」


「さっきの気にしなくていいからね」


「はい」


「これなんて可愛いじゃない!!」


淡いピンクにたくさんのレースやフリルのあしらわれたいかにもお嬢様服だ。


「ママ、似合いますか??」


「思った通り♪良く似合うわ。貴女のための服みたいよ♪…愛純??」


「一時停止シマス。充電シテ下サイ」


「はいはい。電気がご飯なんだもんね…」


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