孤高の狼に捧ぐ恋唄


その最後の言葉が胸にトスンと響いた。



寄り添って過ごしてきた時間は、二人にとってきっと大事な宝物で。



興味本位できいた自分を恥じるとともに、気持ちを吐露してくれたマスターを改めて尊敬した。



人は他人に弱さを見せたくないから。


年齢を重ねるほど、それは顕著になっていくから。


だから、マスターのように等身大の自分をさらけ出せる人は、本当に凄いと思った。


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