孤高の狼に捧ぐ恋唄


「妹は一瞬にして理解したようだった。

俺が言い繕うより先に、妹は家を飛び出して行った、そして……

追いかけるチカラもなかった俺がぼんやりしていると、

どんどん時間は過ぎて……

祖母が帰って来て、妹はどこだと言われるまで、

俺は何も出来なかった……」


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