愛した名前


言い終わって、恥ずかしくなる私。


でも・・・


『さき・・・俺も、愛してる・・・。信じてやれなくて・・・、ごめん・・・。好きなやつ信じれないとか、俺、最悪だよな・・・』


けいが、やっと私を信じてくれた。


いんだよ、けい。


「悪いのは、さきだから・・・ごめんね、」


けいがここまで、私のことを好きでいてくれたなんて・・・凄く嬉しい。


『なぁ、これから毎日メールとか、電話しねぇ?俺今まで、あんまメールしすぎて迷惑かけたら嫌だしって思っててしなかったけど・・・正直むっちゃしたかったし、』


「うん、うん!」


けいが私と同じようなことを思ってた・・・


なんだか、凄く幸せだな。


『あと・・・今度2人で会お?』


恥ずかしそうに声を小さくするけい。


私がけいをこんな風にできるなんて、前だったら信じられないことだ・・・。


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