愛した名前
いつもより少し遅く返信がきた。
~♪~♪
桜井:『俺にバド教えて下さい!!!!!』
「・・・・はあ?」
思わず出てしまった。
『なんで君にさきが教えなくちゃいけないの?』
~♪~♪
桜井:『さきちゃん強いんだもん!俺もさきちゃんみたいに上手くなりたい♪』
『全国にでも行けたらいいよ?』
~♪~♪
桜井:『俺が?』
『そう』
「くくっ・・・」
なんか自分sになっちゃってる?
全国とかいけるわけないよね!
中学から始めたあのお調子者の桜井君なんて。
~♪~♪
桜井:『わかった!じゃあ、全国行き決まったら全国でも勝てるように俺のバドの先生になってね♪』
・・・本気で全国行く気?!
『言っとくけど全国ってむずいよ?』
~♪~♪
桜井:『可能性は信じなきゃだめだよ!』
・・・もう知らない。
どうせ私には関係ないし。
全国なんて行く確率、桜井君になんて1%もないんだからぁ!!!
でも・・・私も行ってみたいなあ
全国
・・・決めた!
私も全国目指す!
「今年の中体連、全道突破して目指すは全国だ~!」
やる気の出た私は小さな部屋で大きな声を出す。