甘々先生。
第1章 先生と生徒
甘い先生
「赤西、お前だけあかてんだぞ」
そう言って、あたしの頭を優しく叩いたのは、
森岡陸人先生。
あたしの、好きな人。
「だって、理科苦手なんだもん」
机になだれ込む、あたし、赤西実夏。
只今、あかてんとったあたしは、補習中。
いつもなら嫌な補習も、先生がいるからすっごく楽しい!
「なににやついてんだ?さっさとやれ」
「はぁーい」
なんでにやついてるかって?
先生が好きだからだよ。