甘々先生。

「実夏。やっぱなんかあったよね?」

これで、30回目くらい。

青葉に聞かれたのは。


もう、言おう。

親友だもん。


「うん……実はさ」

あたしは全部話した。

話してる途中、あたしは泣いてしまった。


話し終わって、青葉を見ると、青葉も泣いていた。

「え、ちょっ……なんで青葉も泣いてるの!?」

「実夏ぁ……。よく頑張ったね」

そう言ってあたしを抱きしめるもんだから、

もっと涙が出てしまった。


なんでもっと早く青葉に話しておかなかったんだろう。

こんなにも温かいのに……


< 100 / 157 >

この作品をシェア

pagetop