甘々先生。

いつも門のとこで先生は挨拶してるんだけど、

あたしはなにも言わず、逃げるようにその場を去った。


先生がどんな顔したのか知らない。


でもやっぱ、

今は普通に先生に接すること出来ない。




あ、今日理科の授業あんじゃん。

やだなぁ……

保健室行こうかなぁ……

そこであたしは、青葉の言葉を思い出した。


駄目だよね!

こんなとこで逃げてちゃ。


好きなんだもん。



どうしようもないくらい、まだ好きなんだ。



だから、


この気持ちを隠すのはよそう。



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