甘々先生。
第2章 秘密の関係
彼女
「なんか、キモイ……」
お昼の時間、サンドウィッチを食べるあたしに、青葉は冷たく言った。
「は?」
急になに?
意味わかんない。
「なんか最近さ、異様にテンション高くない?」
おにぎりを食べる青葉が言った。
「んふふー♪わかる?」
「それがキモいんだって。なんかいいことあったの?」
ひきつった顔で聞く青葉に、あたしは話た。
補習授業のことを。
「マジで!?」
さっきまで冷たく言っていた青葉が、自分のことのように喜んでくれている。
「やったじゃん!よかったねー!!」
「うん!ありがとね、青葉」
「全然、嬉しいし!でもさ、キツくない?お互いの気持ちわかってんのに、付き合えないなんて」
突然言い出した青葉の言葉に、あたしは考えた。