甘々先生。

「じゃぁ、先生さようならー」

「おう、また明日な」



幸せの時間もあっという間に終わってしまい、先生とお別れ。


高校3年生のあたしは、先生になんにもできない。

もう少し大人なら、高校卒業してれば、



ちょっとはなにかできるのに。


恋は甘くて、すごく楽しいけど、


辛くて、苦しいときもある。



先生のことを好きだっていう生徒はたくさんいる。



先生にベタベタする生徒だって、もちろんいる。


そんな光景を見ても、なにも言えない。

彼女でもないのに、触らないで、なんてことはもちろん言えるわけがない。


いきおいで、言ってしまいそうで。



先生に『好き』って、言っちゃいそうで。



どうしようもないくら、溢れてるんだ。


『好き』って気持ち。


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