甘々先生。

「へこむなよ」

頭の上に冷たいものがのっかる。

「青葉」

「いちごミルク」

そう言って頭上からふってきた、紙パックのいちごミルク。


「ありがとう」

「あんまさ、気にしちゃ駄目だよ」

「うん……」

「ほらまたぁ……。いい?先生は実夏の彼氏なの。実夏は先生が好き。先生も実夏が好き、そうでしょ!?」


そう……かな?


「瞳先生が陸人先生のことを狙っていようが、先生は実夏のもの。実夏は先生のもの


だから、


落ち込まないの」


青葉……


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