甘々先生。

「えぇ!?それだけで別れたのぉ!?」

机にうつぶせになるあたしの耳に入ってきた話し声。

ビクンッと反応してしまう。


別れた。


あたしと先生は、そうなのかな?

確かに、別れようって言われた。

だけど、あたしは認めてない。


それって、わがまま?


「そうなんですか?」

「えぇ、まぁ」

教室を通り過ぎる、先生と瞳先生。


あたしの胸は締付けられた。



瞳先生と話てるのは嫌。

だけどそれ以上に、あんな満面な笑みで笑ってる先生を見るのは、すごく辛い。


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