あたしの王子様
あれ?英介?
黙っちゃった英介が心配になった
から顔を覗き込んでみた。 「…英介??」
「…//」
英介の顔は赤くなっていた。
「どうしたの?」
「何でもないっ!!」
英介がそう言ったから、
それ以上は聞かなかった。
英介が作ってくれたチャーハンは
すごく美味しくておかわりまで
しちゃった。
「英介、あたしがお皿洗うよ?」
「いいって☆日向は、お風呂入っていいよ。疲れたでしょ☆」
何でこんなに優しいんだろ…
今日、初めて会った人なのに。
「わかった。ありがとう♪」
英介にお礼を言って、あたしは
お風呂場へ向かった。