プロ野球選手との恋


そう言って、キスをしてあたしの目を見る。


まるで、捨てられた子犬のような目で…

「……分かった。いいよ。」


拓馬は、知ってるんだ。
あたしが、拓馬のお願いには弱いって。


「やったー。お湯ためてくんな。」


そう言って、拓馬はお風呂場に消えた。


しばらくして、拓馬が戻って来て……



「お湯たまったよ。入ろ??」



「分かった。あたしが先に、入るから、後から入って来て。」


「分かった。」


あたしは、お風呂場に行く。


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