奴はマイヒーロー

「もやし!何やって…」


「帰ってよ」


奴が冷たく言い放つ
いつものあの輝いている目は、無い


「ナツミは、太陽といればいい」


何で?何でそんなこというの?


「オレはヒーロー失格なんだ、太陽なら、ナツミのヒーローになれるって」


暗い顔…
イヤだこんなの、もやしじゃない


それに、私の、私のヒーローは…

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