アイツの彼女~どうしても、守りたかったもの~
暗い部屋の中・・・・・。

電気もついていないその部屋の頼りは

ほのかに差し込む月明かりだけだった・・・・・。

そこに、二人の男がたたずむ。

『奏・・・・、あいつの事頼むよ・・・・・。』

弱々しく響くアイツの声・・・・・。

まるで、この世界から

消えてしまうようなそんな声に

『分かった・・・・。』

俺はそう返すことしか出来なかった。







< 3 / 13 >

この作品をシェア

pagetop