記憶・・・
「まぁまぁ、二人とも!これから楽しいキャンプが始まるんだょ。喧嘩しないで。」


さやかに声をかけられて、ハッと我に返った。


そうだ…これから楽しいキャンプなんだから喧嘩は避けたい。


「ひろゆき君…ごめんね。」


私が謝ると


「ふ〜ん…案外素直じゃん!」

と意味ありげな笑顔でひろゆきくんが言った。



「さぁ、テントでも立てるとするか!」

ひろゆき君はテントを立て始めた。



「じゃぁ、テントは二人に任せて、私たちは食事の用意をしよぉ!」

さやかは予め買い出しに行ってくれたらしく、スーパーの買い物袋を持って調理場を指差した。


「そうだね!」


私たちは夕飯を作り始めた。
< 24 / 50 >

この作品をシェア

pagetop