ネット彼氏
「おーい。
パンツ見えてんぞ」
『へ?』
金髪にピアス?!
…不良?!
…ん?パンツ………?
『きゃぁっ///』
「丸見えだぜ?」
は、恥ずかしいよぉ…
見られちゃった…。
『み、見ないでください……』
「……………ヤダね」
金髪の不良さんは、舌を出して【ベー】っとした。
『っ///』
「遅刻…じゃねーの?」
『!い、急がないとっ
きゃっ!』
私は、急いでそこから降りようとした。
ドスッ
『痛っ』
おもいっきり落ちた。
「ぎゃはははっ!!
馬っ鹿じゃねーの?!」
『〜〜〜〜〜〜っ
私、急ぐので』
「あっそ。
さっさと行けば?」
な?!
腹立つっ
『そうですね。
行きますよ、行けばいいんでしょ?』
「そーだぜ?さっさと行けば?」
『ふんっ』
有り得ない!
初対面であんな失礼な事言ってくるなんて…。
流石に、ムシャクシャする!
でも、なんでだろ……。
あの不良さんは、怖く感じなかった。
キーンコーンカーンコーン
『た、大変!
い、急がないとっ』
遅刻のことで、頭がいっぱいになった私は、不良さんのことなんて、すぐに忘れてしまった。